保育士、教員、特別支援学級教諭など教育関係の方
医師、介護士、作業療法士など医療・介護関係の方
うつ病やメンタルヘルスケアに役立てたい方
普段と違った絵の描き方や工作・素材の使い方の指導のバリエーション
「こんなこともできるんだ!」という発見は創作意欲が高まり、表現力、発想力が広がります。
上手・下手ではない作品の見方や声掛けの方法
「人と違っても良い、みんなと一緒じゃなくてもいい。」という考え方が身につき、自信がつきます。自己肯定感や自己効力感が高まると共に、他者を尊重する姿勢が自然と身につきます。
「ありのままでいいんだ」という安心感のもとに個性や特性をのびのびと表現でき、自信や成長につながります。
講師:大倉葉子日本臨床美術協会理事/臨床美術学会理事/臨床美術士女子美術大学 芸術学部絵画科日本画専攻卒業
五感を使って描く体験を通して学びます。見えないものを感じて描きます。どのような絵になるのか想像がつかない、描いてみないとわからない点が、この作品の楽しみ方でもあります。他の人と比較して、うまい下手という視点にはならない、自由にそれぞれの魅力ある表現ができます。
講師:蜂谷和郎彫刻家/日本臨床美術協会常任理事/臨床美術学会常任理事/臨床美術士東京藝術大学 美術学部彫刻科卒業
りんごの量感画を制作することを通して学びます。
りんごの香り、重さ、形などを感じながら中身がつまったりんごを描きます。視覚で捉えたりんごそのままを描くのでなく実感を持って描いた方が楽しく描けます。結果的に自分にとって魅力あるりんごを描くことができます。
講師:加藤力美術造形作家/臨床美術士東京藝術大学 大学院美術研究科油画専攻修士課程修了
紙素材で作るかぼちゃを制作することを通して学びます。
工作的にそっくり作り上げることが目的でなく、かぼちゃの印象を大切にして自由に形や色を変形させて制作します。あそび感覚があって、自分の感じた表現を造形表現へと展開していく面白さを体験できます。
講師:高橋文子版画家/臨床美術士東京藝術大学 大学院美術研究科絵画(版画)専攻修士課程修了
2人で線と色の抽象画を描くことを通して学ぶびます。(可能なら2人で描いてみてください。1人で描いてもかまいません)2人で一枚の絵を描きます、相手の出方次第で絵が変化していきます。1人で描くときには体験できないことで、アートを通した対話が作品制作のねらいです。2人の交流を楽しんでください。1人で描く時は、自分と対話するように描いてみてください。
講師:藤木晃宏フレスコ画家/臨床美術士東京藝術大学 大学院美術研究科博士後期課程油画専攻(壁画研究室)満期中途退学
臨床美術は、どんな流れで実施するのか、臨床美術の実施方法とコミュニケーションについて、実際の現場の動画も交えて学びます。さらに、臨床美術士が大切にしている、5項目について講義形式で学びます。
講師:青木理栄臨床美術協会理事/臨床美術学会理事/臨床美術士多摩美術大学 デザイン科染織デザイン専攻卒業
臨床美術は、アート作品を作ることにより脳の活性と心の解放を促し、認知症予防や維持改善、また子どもの感性教育や自己肯定感の醸成、クリエイティブシンキング等にも効果が高く、新しい時代に生きる上で必要な思考と実践知が身につく日本発のアートソリューションメソッドです。
1996年に医師、美術家、ファミリーケア・アドバイザーがチームとなって実践研究をスタートさせました。医療・美術・福祉の壁を越えたアプローチが特徴で、アートセラピーの先進国にも例を見ない先駆的な取り組みと言えます。認知症の症状改善を目的として始まりましたが、現在では前認知症の人や一般高齢者の認知症予防としても実施されています。また、発達障がいの子どもへのアプローチや子供たちの感性を育む教育、福祉教育の分野でも高い評価を得ています。近年は、多様性への理解や対応が求められる中で、臨床美術のコミュニケーション方法にも注目が集まっています。学校や自治体、また企業研修等にも取り入れられるなど幅広く実践されています。
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN芸造研は、アートを通じて社会に貢献することをミッションとして「臨床美術」という独自のアートソリューションメソッドを開発し、臨床美術士の人材育成を行うと共に、教育・福祉・医療など様々な分野でサービスを提供しています。「臨床美術」が創る健康で感性豊かな未来を提案し、年齢や障がい、国籍に関わらず全ての人が幸せに生きられる社会づくりに貢献することを目指しています。
TOPPAN芸造研 公式サイト →